はじめに

 物書きを志し、筆を執った時点から、多くの人が目指す目標。
 自分の本を書店に並べること。
 物書きにとって、どんな形でも自分の本ができるというだけで事件であります。
 それが、書店に並ぶとすればいかばかりでございましょう。

 僕は、僭越ながら、このたび拙作『歩兵型戦闘車両00(ダブルオー)』(徳間書店)が第3回日本SF新人賞の佳作を受賞し、自分の本を作り本を書店に並べる権利を得ました。

 とてつもない幸運ですが、嬉しい反面、初めての事でもあり、また周囲に作家の先輩もおらず、インターネット上の様々なHPでこれからの事を読み囓ったりはしますが、未来は五里霧中、不安がいっぱいなのが現状であります。

 受賞してからどんなことがあるのか? 肝心の本の表紙は? 挿絵は? 装丁は? そして印税(笑)は? そうしたことは、現在の私が不安に思っているのと同じように、ここに来られる作家志望の皆様も感じていらっしゃることではないかと推察いたします。

 そこで、初心を忘れないよう自分の戒めとするため、自分の考え方を整理して、万一失敗した時、検討する時の材料として、このように、「僕の本ができるまで」という日記風のコンテンツをHPに追加してみたいと思います。

 この日記を通して、私の経験が、少しでも後に続く皆さんの参考になりますれば、これに勝る幸福はありません。

                      2002.1.20 34回目の誕生日に、坂本康宏

       1 投稿するまで
       2 最終選考候補
       3 その名は00式歩兵型戦闘車両
       4 その日はやって来た
       5 準備万端!
       6 徳間訪問
       7 初めての打ち合わせ
       8 訂正の提出
       9 贈賞式とY作戦
      10 2度目の訂正
      11 ゲラ校正
      12 そしてあとがき
      13 そんな僕は公務員
      14 『僕の本』と本屋で会うために
      15 僕の本ができた!
      16 いざ本屋へ!
      17 僕の本ができたあと
      18 そして次作・・・
      19 漆黒の闇
      20 プレッシャー再び
      21 作家であり続けること
      22 捨てる神
      23 本稿を終わるにあたって

     
更新は一時終了といたします。